紹介心理の期待と不快感とは

ビジネス心理において効果的な紹介というものがあいますが、扱いも難しいものとなっております。その場合は、「仕事のできない人物を紹介するなんて」と、せっかく好意的に紹介してくれた人にまで迷惑をかけることにもなりかねません。快を求めて不快を避けるのは、生き物の大原則なのです。期待はずれは不快感の始まりといわれていることから、人望のある人に紹介してもらえば相手に好印象を与えられますが、それだけではまだ十分ではありません。

結果が要求水準を上回れば成功感、下回れば失敗感を感じるのです。不快感を与えた相手を人間は嫌いになります。元々自分の力で得た評価ではないだけに、肝心の仕事でミスが続いたりすると、すべてが水の泡になってしまいます。どの程度の難易度の課題を達成しようとするかを、心理学では要求水準と呼びます。

最初に評価の高い人からの紹介を受けたことで周囲の期待があまりにも高くなると、たとえ一般レベルの能力があったとしても、「きっとできるやつなんだろうな」と思われていただけに、「こんなもんか。ですから、紹介をしてもらう場合には、誇張しないありのままの自分を伝えてもらうようにしましょう。期待はずれだな」という印象を与えてしまいます。これは人間だけではなく、快・不快を感じる生き物すべてに共通します。

言うまでもなくビジネスマンの本分は仕事です。つまり、人間というのは、自分の期待を超える結果を得れば嬉しくなり、期待を下回る結果には不快感を抱くものです。期待はずれでがっかり、このがっかりも不快感の一つです。